シヴ ファンの皆さま、こんにちは。「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズでクリエイティブディレクターを務めているエド・ビーチです。
30年以上にわたり、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」は世界中のファンの共感を呼ぶ豊かで戦略的なゲームプレイを提供し、時の試練に耐えうる国家作りという大きな挑戦をプレイヤーにもたらしてきました。そして、私たちFiraxis開発チームはその中でこの伝説的なシリーズの開発に多くの時間を捧げてきました。
1年前、私たちは『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』の発売とともに、新たな大冒険に旅立ちました。そのビジョンはシリーズの限界を突破し、プレイヤーに新鮮な視点を提供する新しいメカニズムを導入することでした。
この1年間で最もやりがいを感じたのは、コミュニティである皆さまと共有した時間です。皆さまの情熱やアイデア、フィードバックが『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』への考え方を形成し、このゲームの次の方向性を導き続けています。この先は、この基盤をさらに発展させ、皆さまの声をゲームのDNAに織り込んでいきます。これで『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は、ベテランにも新規プレイヤーにも満足していただける作品へと成長していくでしょう。
共に『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』の未来を築いていけることを楽しみにしています。ここで今後の予定を少しお知らせします。
アップデート1.3.2を近日配信!
最初に、近日配信されるアップデート1.3.2の概要をご紹介します。
このアップデートでは、全体的にゲームプレイの改善とQoLのアップグレードを行っています。これにはツールチップの整理が含まれます。生産メニューや技術・社会制度ツリーに反映され、国家建設の際に必要な情報をより見つけやすくなります。ツールチップの整理は今後のアップデートでも続けていきますのでご期待ください。
ゲームプレイの面では、フランス帝国の見直し、ダイベトの強化、ムガル帝国のバランス調整、ショーニーの修正など、いくつかの文明についてバランス調整を続けていきます。詳細は配信時のアップデートノートでご確認ください。
また、ターゲットを絞ったシステムアップデートを展開していきます。まず、AIの外交バイアスを調整し、AIの挙動が各文明の意図されたパーソナリティにより合致するようになりました。これで各文明の対応に一貫性が生まれます。2つ目は沿岸襲撃の見直しです。海からの略奪に近い機能にすることで、過去数回のアップデートで導入された新システムに沿ったものになりました。3つ目は、タイルの幸福度産出量に影響する「アピール」を確認できる新しい「アピールレンズ」の導入です。タイルのアピール度は「魅力的」と「驚異的」の2つに分けられます。「驚異的」のタイルはより多くの幸福度を産出します。
アップデート1.3.2では、いくつかのサプライズをご用意しています。『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』1周年を記念して、ファン人気の高いウルクの伝説の半神ギルガメシュが『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』の指導者に加わります! ギルガメシュは、コミュニティへの感謝の気持ちとして『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』の全プレイヤーに無料で提供され、さらに1周年記念のプロフィールバッジ、バナー、称号も無料で入手できます。これらのコンテンツはアップデートをダウンロードするだけでゲーム内で利用できるようになります。
いつものように、詳細はアップデートノートをご覧ください。また、「開発者アップデート」の動画でもこれらの変更をご確認いただけます。
「時の試練」アップデート
昨年末に私たちは、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』にとって重要で、より長期的なデザインプランを進めていることを発表しました。その中で、新しい「Firaxis Feature Workshop」プログラムで新機能をプレイテストしてくださる方を募集しました。まだ調整中の間は具体的な発表を控えていましたが、コミュニティプレイテストの第1ラウンドが終了しましたので、新機能の内容を公開する頃合いだと考えています。
現在、3つの大幅な機能の進化が進行中です。1つの文明を全時代で続けてプレイできるオプションを導入します。勝利の達成条件を大幅に再調整しています。そして、レガシーパスを「大勝利」という新システムに完全に置き換えます。
これらのアップデートは、ゲームプレイシステムや機能という観点では拡張パック並の規模になり、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』のプレイ感やプレイ方法を根本的に変えることになります。これらの機能は、「時の試練」と銘打つ無料の一大アップデートでまとめてお届けする予定です。「時の試練」アップデートは、今春の配信を目指しています。
アップデートの時期、その範囲と機能は、コミュニティによるプレイテストのフィードバックと作業状況に応じて変更される可能性があります。
全時代で同じ文明をプレイ
まず、「Firaxis Feature Workshop」でテストしている最大の変更点であり、コミュニティから特に要望の多かった機能を掘り下げます。ゲーム全体を通して1つの文明をプレイできるオプションです。
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』では、時の流れの中で文明が進化し、生まれ変わるような、よりダイナミックな国家作り体験を提供することを常に目標としてきました。とはいえ、1つの文明を黎明から高度な国家へと導きたいという声も多くのプレイヤーから届いています。
「時の試練」アップデートでは、あらゆる時代の好きな文明でゲームを開始できるようになります。時代の移行において、現在のように新しい文明を選択するか、あるいは次の時代も同じ文明をプレイし続けるかという新しい選択ができるようになりました。AIはプレイヤーの選択に従い、1つの文明を続けるか、新しい文明に切り替わります。これは新規のゲームモードではありません。同じ文明を続けるか切り替えるかはプレイヤー次第です。その時々の戦略やストーリーテリングの観点から、最適と思うものを選択してください。
あらゆる時代の好きな文明をプレイできるようにするため、新しい概念を『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』に導入します。これらの新しい概念の仕組みを、例を挙げて説明しましょう。
古代でローマとしてゲームを始めるとします。この時代はローマが栄華を極めた時期であり(現在の『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』でローマをプレイできるデフォルトの時代でもある)、ローマの全盛時代、つまりこの文明が完全な固有のキットを扱える唯一の時代になります。すべての文明は、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』のキャンペーン全体で1回の全盛時代を迎えます。
古代から探検の時代へ移行するときに、別の文明で自分の国家を代表するのではなく、ローマのままプレイすることを選択したとします。
全盛時代ではない文明は、そのキットの核心となる部分を保持し、時代に合った新しい社会制度ツリーを獲得します。この例では、ツリーには「ローマルネサンス」という固有のノードがあり、オプションで時代に合ったローマの恩恵をさらにアンロックできるほか、文明の属性に基づいた2つのノード(ローマの場合は文化と軍事)があります。これらの属性ベースのノードは全盛時代でない全文明に共通で、その時の時代の仕組みに関係する恩恵を提供します。
それだけではありません。全盛時代でない文明は、受容という新しいシステムで能力をさらに強化できます。戦略の見せ場となる究極のツールです。
受容では、新しい固有の社会制度ノードで習熟を学び、現在全盛時代にある他の文明の固有ユニットやインフラを取り入れることで、ビルドを一新できます。例えば、探検の時代のローマであれば、スペインの「テルシオ」を採用してローマ歩兵の側面攻撃戦略を強化したり、ノルマンの「土塁」と「城庭」を採用して要塞化陣地を提供しつつ文化力を蓄積したりすることで軍事力を追求できます。関連する文明から固有の軍隊やインフラを選ぶことができますが、1時代につき1回しかできないので賢く選びましょう。
このローマの例は、もちろん近代でも同様です。大事なのは、古代からあらゆる時代の文明でゲームを始めることができる点です。現時点では探検の時代や近代限定の文明も選択できます。過去の時代に所属していた文明も同じように使えます。
これらのアップデートにより選択肢を提供できれば幸いです。すべてのターンでローマ(または他の文明)をプレイし、キャンペーン全体で戦略的かつ適応的な選択ができます。もしくは、自分の戦略や国家のストーリーに合うタイミングで新しい文明をプレイするという劇的な変化を起こすこともできます。「Firaxis Feature Workshop」でこれらの新システムについてフィードバックを集め、こうした選択肢が有意義でインパクトがあり、そして何より楽しいと感じられることを目指します。
勝利条件の変更
次に、勝利条件の大きな変更点をご紹介します。
発売以来、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』には、「無限の可能性」や何度でもやりたくなる奥深さを感じられないという声が多くのプレイヤーから上がっています。これを受け、勝利の達成方法を全面的に見直しました。新しいデザインでは、勝利を最初から前面に据え、「軍事」、「経済」、「文化」、「科学」の4種類のいずれかで明白かつ否定できない優位性を確立することが求められます。古代から好きな勝利条件に向けて進めることができます。大きく引き離しているなら、探検の時代の時点で勝利することも可能です。
大事なのは、1つのレガシーパスの固定的な条件をクリアするのではなく、幅広くさまざまな活動に参加することで勝利を達成できるという点です。例えば、文化による勝利は、遺産の建築、傑作の展示、自然遺産の保有、祝宴の開催などの組み合わせによって達成できます。一方、経済による勝利は、割り当てられた資源、ゴールド関連の建造物、工場、降ろされた財宝輸送隊の積荷を物差しに、最強の経済を築く必要があります。軍事による勝利は、居住地を支配し、征服することがすべてです。科学による勝利は、引き続き壮大な宇宙開発競争です。主要な科学的マイルストーンを積み重ねて、スペースミッションを最初に打ち上げることを目指します。
面白みのある選択肢がもたらす多くの可能性で偉業を追求できるようにすることで、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』で確かな勝利を掴んでいただければ幸いです。
レガシーパスと大勝利
最後はレガシーパスです。レガシーパスがあることで『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は柔軟性に欠ける、あるいは「レールを敷かれたよう」というフィードバックが多くありました。その声に耳を傾け、レガシーパスを完全に廃止し、大勝利という新しいシステムに置き換えます。
レガシーパスとは異なり、大勝利は戦略的アプローチを縛らず、毎回のゲームがユニークに感じられるよう、難易度の高い任意の目標を多数用意しています。大勝利は、「軍事」、「文化」、「科学」、「経済」、「外交」、「領土拡張主義」の6つの属性のそれぞれと結びついています。人口200達成や初の大学建設など、通常の堅実なプレイで達成できる大勝利もあれば、他の全プレイヤーと戦争状態になったり、自然遺産のほとんどを攻撃的に取得したりするなど、冒険しなければ達成できないものもあります。大勝利の報酬は、国家にすぐに与えらるボーナスと、次の時代の開始時に使用して戦略的なプレイを形成できるカードの2種類です。
「時の試練」アップデートは非常に大規模で、どれもコミュニティからのフィードバックを反映したものです。チームはこのアップデートに何か月にもわたり愛を注ぎながら取り組んでいます。今後数か月以内に配信されるこの無料アップデートを受け取っていただける日を心待ちにしています。ぜひご感想もお聞かせください。
繰り返しになりますが、「時の試練」アップデートの時期、その範囲と機能は、コミュニティからのプレイテストのフィードバックと作業状況に応じて変更される可能性があります。
1周年記念サプライズとお礼
締めくくる前に、これから2週間にわたってお届けする1周年記念企画を少しだけご紹介します。
まず、Discordでのプレゼントをお見逃しなく。近日中にDiscordで詳細を発表しますので、https://discord.com/invite/civilizationofficial からコミュニティに参加しておきましょう。
可愛いサプライズも準備中です。パートナーのMakeshipが新たに秘密のぬいぐるみをラインナップに加えます。ぬいぐるみになるのは誰でしょうか?
iPhoneとiPadでプレイされる方へ:『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』が2月5日(木)にApple Arcadeに登場します。* Behaviour Interactiveと連携して移植の大仕事を行いました。同社にモバイル版の調整をしていただいている間、私たちはゲームの核心部分に集中できたことで成功しました。自信作に仕上がっているので是非チェックしてみてください。
そして最後、2月11日(水)にオーディオチームによる動画を公開します。『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』サウンドトラック制作の舞台裏をご覧いただけます。大規模なプロジェクトの中ですべてがまとまっていく様子をお楽しみいただけるはずです。
あわただしい1年でしたが、皆さまのおかげでここまで来ることができました。
Firaxis Gamesのチームを代表して、プレイヤーコミュニティにお礼を申し上げます。シリーズの30年間、ずっとお付き合いいただいている方も、始められたばかりの方も、皆さまの情熱、ご意見、継続的なサポートに感謝しています。『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』と、この伝説的なシリーズの未来を、今後何年にもわたってプレイヤーコミュニティとともに作り続けていくことを楽しみにしています。
*Apple Arcade版『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は、発売時点ではマルチプレイヤーに対応しておらず、また、他のプラットフォーム版『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』で配信されているDLCは適用されません。発売後アップデートは、対象外となるか、遅れて配信される場合があります。マップサイズ「大」および「巨大」は、8GB以上のRAMを搭載したデバイスでのみ利用可能です。詳しくはよくあるご質問をご覧ください。






