『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』
発売日:1996年2月
1991年に『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』第1作が築いた基礎をもとに、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』はプレゼンテーションとゲームプレイに注目すべき改良を数多く加えました。まず初めに、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』は、今やおなじみとなったアイソメトリックカメラの視点を採用し、自由なマップエディターを備えたシリーズ初の作品となりました。
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』では、外交評価、同盟、スパイ活動のほか、固有の火力評価とヒットポイントを持つ戦闘ユニットの拡張による戦略的要素も新たに導入しました。23ある文明のいずれかを率いて、弓兵から象、イージス艦からステルス機に至るまで、様々なユニットを軍隊に組み込むことができます。
軍隊を編成・指揮するだけでなく、プレイヤーは社会的、経済的、政治的に重要な決断を下しながら歴史に名を残す帝国を築き上げます。紀元前4000年に最初の都市を設立した後、プレイヤーは勝利を達成するために、2020年までに全てのライバル文明を征服するか、ケンタウルス座アルファ星に到達する最初の宇宙船を建造するか、他文明よりも多くのポイントを獲得することを目指しました。
オプションとして独自マップの作成や、他のプレイヤーが作成したマップをダウンロードができることで、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』は同じものが二つとないゲームとなり、さらに1996年と1997年に公開された2つの拡張パックにより、さらに長く愛されるものとなりました。
Civilization II: Conflicts in Civilization
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』初の拡張パックでは、20編のシナリオが追加されました。ほとんどは第一次世界大戦やアメリカ南北戦争などの歴史的紛争を基にしていますが、一方でエイリアンの侵略を阻止したり、核戦争後の世界を生き抜くものもありました。
これらのシナリオに登場する新しい世界やマップに加えて、Conflicts in Civilizationでは装甲艦や未来的なスターファイターなど、シナリオ固有ユニットが登場したほか、『シヴィライゼーション II』のテクノロジーツリーにアップデートも実装しました。
Civilization II: Fantastic Worlds
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション II』の拡張パック第2段では、ファンタジーとSFの設定を含む計19編のシナリオが追加されました。あるシナリオで、恐竜の巣と孵化場を建設したプレイヤーは、またあるシナリオでは、不毛な氷の惑星で人類をエイリアンから守るために戦っているかもしれません。
Fantastic Worldsでは、プレイヤーが独自のカスタムユニットやテクノロジーツリーなどで、オリジナルのシナリオを作成できるシナリオエディターも採用しました。