『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』
発売日:2005年10月
2005年最高のゲームの一つだと称された『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』は、それまでの「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズを土台に、戦略的ターン制ゲームを新たな次元へと発展させました。『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』は、マップ全体に広がり人口に大きな影響を与える宗教を初めて採用した作品であり、無料の技術のアンロックしたり、「黄金時代」を始めたり、都市の生産量を増やすなどの、独自の能力を持つ「偉人」が登場しました。
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』は18の文明がプレイ可能な状態で発売され、うち8つの文明には複数の指導者がおり、プレイヤーはその中から選択することができます。例えば、ルイ14世かナポレオンとしてフランスを、ルーズベルトかワシントンとしてアメリカを導くことができました。紀元前4000年を起点に、選択した文明の歴史を導き、2050年のゲーム終了までに6つの勝利条件のいずれかを目指します。
文明と指導者は組み合わせにより強みと弱みがあり、これにより6ある勝利条件の中でも、より適した条件がありました。これには「征服」、「文化」、「外交」、「制覇」、「宇宙開発競争」があり、ゲーム終了までに勝利した文明がなければ獲得ポイントで決まります。
どの勝利条件を目指すにしても、国民の欲求や願望、領土の拡大と防衛、新しい技術の研究、他文明との外交関係のバランスを取らなければなりません。戦略的な決定はターンごとにする必要があり、こうした決定は、プレイする文明の数と同様に、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』の2つの拡張パックでさらに拡大します。
ギャラリー
2006年に発売された『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV』最初の拡張パックでは、他の文明を「属国」に変える能力が追加され、6つの文明とそれぞれの指導者と共に、新しいユニット、建造物、世界の不思議も登場しました。既存の文明の指導者も追加され、彼らの新たな特性は既存の指導者にも自動的に適用されました。
さらに、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV:ウォーロード』では、アレクサンドロスとチンギス・ハーンの征服、ローマの勃興、ペロポネソス戦争など歴史上の出来事を再現する8つのシナリオが追加されました。さらには文明そのものを破壊するために、プレイヤーが蛮族を操るシナリオもあります!
ギャラリー
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV:ビヨンド ザ ソード』は2007年に発売され、新しいゲームプレイ機能を数多く追加し、既存の機能を拡大して、遊び方がさらに広がりました。スパイユニットを改良し、「大スパイ」を導入したことで、スパイ活動は戦略の可能性の脅威にもなりました。同時に、「企業」システムの採用で不要な資源を有用なものと交換できるようになりました。
一方、ビヨンド ザ ソードで登場したランダムイベントは、予測不能な地震、洪水、竜巻、森林火災などの壊滅的損害を発生させます。全てのランダムイベントが有害というわけではなく、予期せぬ新たな資源の発見、ベビーブーム、外交的結婚から思いもよらない展開が生まれることもあります。